投資信で毎月10万円ていどの分配金を受け取るには（3）検証編
やられた、分配金マジック！！
400万の元本で、毎月10万程度の分配金を受け取る検証をしてきた。たしかに分配金は毎月計算通りの額がもらえるのだが、落とし穴があった。なんと毎月元本を割っていて、分配金を再投資に回したらやっと元本を維持できるか少し割ってるくらいの金額になる。
1. 日本株アルファ・カルテット（毎月分配型）
2. グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド毎月分配型
3. 楽天ＵＳリート・トリプルエンジン（レアル）毎月分配型
4. 好配当グローバルＲＥＩＴプレミアム・ファンド 通貨セレクト
結局、FXのZARスワップ金利運用との2本建てにした
グラフで見ると、分配金を再投資に回せば緩やかに増加しているように見えるが、これは多分税引き前の金額のグラフだろう。この数週間の手持ちのファンドを確認すると、元本と税引き後の分配金の両方を合わせても明らかに元本割っている。前回詳細を記述したように、計20万円投資したのだが、分配金と合わせても評価額合計は19万4千円になっている。2ヶ月間、月5000円の分配金をもらっているので、本来なら評価額合計は21万円になっている必要がある。これでは割に合わない。聞いてないよー！！
そこで、合わせ技でFXで南アフリカランドのスワップ金利運用も並行して進める事とした。FXのデイトレードではホントに痛い目にばかりあっているのだが、この1年の経験則でいうと、スワップ金利目的の長期保有で適正な証拠金比率で買う時期を間違えなければ、南アフリカランドはそれほど荒れない気がする。
金利を美味しく好きな時に受け取って行くためには、決済しなくても金利を受け取る事が可能なFX口座が必要となる。該当する口座を以下の3種類用意した。
当初、決済せずに金利を受け取れる会社がある事を知らずに、調べたら外為オンラインが該当したので新たに契約したのだが、実は以前から口座を持っていたSBIFXトレードとGMOクリック証券も対応していた。
決済せずに金利を引き出すには一体どんな特別な技と呪文を使うのだろうかと、当初はよくわからずにググって調べてもよくわからなかった。しかし、なんの事はない、スワップ金利が勝手に建玉余力に加算されるので、何もしなくても引き出し可能となる。
FX金利運用なら元本半分で毎月10万もらえるかも
前回のファンド分配金の計算では、元本400万円で毎月10万円の分配金がもらえると書いた。さらに（1）仮定編の冒頭ではFXなら元本100万で毎月10万円の金利がもらえるとも書いた。しかし実際はFXは常に為替変動によるロスカットの危機と背中合わせなので、100万円で10万円/月のZAR金利をもらうのはかなりギリギリで危険な運用となる。
そこでこの一年の経験則でそこそこ安全な運用計算を割り出すと、200万円必要となる。200万円の元本で適正なタイミングで購入すれば、10万円/月のZAR金利をゲットできる。投資信託なら400万円の元本が必要な計算なので、FXが200万ならば元本半額で済むという事になる。分かり易く言い換えれば、預入金10万円あたりZAR1建玉購入するという計算になる。
まずはテストでFX証拠金30万円で、ZAR金利運用を見てみたい。注意点としては、今週はSBIFXトレードのZAR金利は160円/日だが、この金利は為替情勢によって各社とも毎日見直される可能性がある。それからやはり急激な為替変動によるロスカットも心配だ。最近だとリーマンショクやギリシャ経済破綻問題で、かなり為替市場が荒れた。
この辺の諸々の事情をかんがみながら、次回以降FX金利運用レポートとしてまとめたい。しかし、このFX運用は投資信託と違って計算そのままなので、特に経済情勢の激しい変動がなければあまり面白みのない計算通りの実証になるので、わざわざレポートにする必要あるのかな、という感じもする。
このような諸々の運用で、当初の目的としては毎月30万円程度の収入が入る事を目的にしたいのと、シングル向けマンション購入で賃貸へ回す、年4回程度の海外渡航、など夢が広がる。はてさて、どうなる事やら。
