そもそも投資信託(ファンド)って怪しくないの?
なんか投資信託ってウサん臭いよね
投資を始める前は、どうも投資信託のイメージが悪く、危険な先物投資と混同していました。ニュースでも投資信託詐欺とか、カリスマが指南する投資信託とか、胡散臭さがプンプン臭ってくる報道が沢山あります。そして公的機関が運用するファンドが5兆円損失とか、悪いニュースばかり。
どうも前者の悪いイメージは、投資信託や先物投資自体が悪いわけではなく、それらを扱っている悪徳業者が横行していて、しつこい電話勧誘をしているのにも原因の一端があるようです。原因の一端っていうか原因のほぼ全部ですね。現在ではネット証券で簡単に購入出来るので、誰にも強要される事なく全て自己判断で完結できます。
確かに先物投資はリスクが高いですが、金・銀・プラチナなども積立投資で毎月コツコツ購入する分にはリスクを回避できます。金などの貴金属投資はネット銀行やネット証券などで毎月500円、1000円レベルで積立可能です。
次に公的機関の5兆円損失の件ですが、実は150兆円運用中の5兆円なのでマイナス3.5%レベル。運用の過程では普通にあり得る数値だそうです。マスコミが危機感を煽って騒いでいただけでした。
株やFXは自分で運用する必要がありますが、投資信託は言葉の通り投資の信託なのでプロが運用してくれます。自分は購入して待ってるだけなので、楽だし自分で運用するよりも安全だと思います。こちらも積立購入がリスク回避の常套手段です。
リーマンショックで50%の損失!しかし5年で回復した
私自身、初めての投資で100万円の投資信託を購入しましたが、予備知識がなかったため、複数銘柄を一括で100万円分購入してしまいました(常識的には積立で購入してリスク回避をするべきです)。そしてその後のリーマンショックでなんと価値が半額の50万円に下がってしまったのです。これはマジでショック!!
しかし、投資信託はどんなに損失を出しても「10年あれば回復する」とも言われています(よっぽどヤバい銘柄を買ってしまったらアウトですが)。リーマンショックで50万に価値が下がった私の投資信託も、5年ほどしたら元の100万円まで回復しました。あー、良かった。今では利益も出ているので、値段が上がったらちょっと売って別の銘柄を購入したりしています。
比較的安全にリターンを求めるなら投資信託しか選択肢がない
というわけで、投資信託をネットの有名証券会社で自分で購入する分には、全然問題ないと思います。公的年金も投資信託で運用しているのですから。というか、比較的安全にハイリターンを求めた資産運用をしたいなら投資信託しか選択肢がないと思っています(自分で銘柄を選べなければ、ファンドラップという全部やってくれるサービスもあります)。
(1)日本円の定期預金や積立てで貯蓄はしつつ
(2)同時に投資信託も積立をする(銘柄は複数に分散)
(3)さらに積立FXも運用する(リスクが低い低レバレッジのFX)
というのが私のおすすめです。日本円で為替に左右されない減らない通貨は確保しつつ、投資信託の積立で銀行の預金より美味しい分配金を得て、積立FXではさらに少額投資なのに前者よりさらにお得な海外為替のSW金利をゲット!
通常のFXはリスクが高すぎるのでFX内で再投資を膨らませるのは避ける
先ほど紹介したのは低リスクの積立FXですが、通常のFXの場合はリスクが高すぎるので、FXで得た利益をFX内でジャンジャン再投資するのは急激な為替変動の際に必ず大損をします。仮にFXで利益を出したとしても、利益が1万円出る毎に引き出して1万円分投資信託を購入するなど、細かく区切って手堅い投資に振り替えていく事をお勧めします。
急激な為替変動は結構頻繁にあります。通貨危機や恐慌は10年に一度くらいしか来ないと経済学では習った気がするんだけどなぁ。投資を始めてからのこの10年間、いや、FXを始めてからのこの数年間でも世界のあちこちで結構通貨危機ってます。
日本の世界的な投資家も投資信託で資産をジャンジャン増やしている
ちなみに、小室哲哉が逮捕された「5億円詐欺事件」でダマされた側の個人投資家ですが、世界的な投資家で日本や海外の投資信託で莫大な財産を築き、今でも投資信託で財産が増え続けているっぽいです。お金があるので、今では好きな事をやって生きているそうですよ。
元々は雑誌の巻末広告でアクセサリーの通販からスタートして、通販の在庫管理から出荷までを全部仕組み化して、自分の手を一切わずらわせない収益システムを考え出し、それを足掛かりに世界的な投資家まで上り詰めたそうです。
ある程度の規模まで投資信託が増えれば分配金で生活出来る
ある程度の額まで資産が増えれば分配金で生活できますし、その後も投資信託の運用によって資産が増え続けるので、お金持ちはますますお金持ちに、貧乏人はますます貧乏に、それなりの人はそれなりに、というのが世の常なんだなぁと思いました。