SBI FXトレードの「レバレッジ付き定期外貨取引」のメリットは?
去年の12月10日からSBI FXトレードで「レバレッジ付き定期外貨取引」というサービスが始まった。当初は説明を見てもイマイチぴんと来なかった。「このサービス、一体何のメリットがあるのよ!?」
「ぬるいFX」というイメージで、存在意義がわからなかったが、とりあえずテストしてみよう。サービス開始日から徐々に南アフリカランドを1000円ずつ買い足して、現在13000円を1倍で運用している。
全6通貨扱っているのだが、試しに他の5通貨も1倍で買ってみた(しかし買う時にうっかりNZドルを3倍、人民元は2倍で買ってしまった)。
さて、運用報告。
現在南アフリカランドは-832円で元本を割っている。SWポイントは285円ついている。普通なら、SWポイントが欲しいなら「FX」で運用するし、外貨定期預金したいなら銀行に預金するだろう。しかし、運用してみてやっとこの商品のメリットがわかった。
- 銀行の外貨預金は往復手数料が取られる。しかし「レバレッジ付き定期外貨取引」はスプレッドはあるものの手数料は無料だ。
- FXの場合25倍のレバレッジで運用すると、為替相場の荒波を25倍で受けることになってしまう。この商品はレバレッジ最大3倍までしかない。なので比較的堅実に運用できる。今週外貨のレートがガックリ下落したが、1倍運用なので他の5通貨の損失はどれも100円前後の微々たるものだ。
- 定期購入の設定も出来るので、まさしく外貨積み立て代わりにドルコスト平均法を使ってリスクを減らしながら増やしていける。
去年の時点では「なんだこの商品」とあまり刺さってこなかったのだが、今年に入って投資の運用方針を見直したので、この商品がダイレクトに俺に刺さってきた。
この2年、FXを中心に投資運用してきたのだが、あり得ない経済危機がバンバン連発してバンバン損失を出していた。去年までは、余裕資金ができたら全部FXに突っ込んでいたのだ。そこで今年から反省して、余裕資金を「FX」「ファンド」「銀行預金」に分散する事にした。銀行預金は運用効果は望めないが、ファンドでさえバンバン目減りする昨今なので、せめて「減らない預金」として銀行預金は確保しておきたいと考えたのだ。
と考えた時に、この「レバレッジ付き定期外貨取引」で南アフリカランドやAUドルやNZドルなどの高金利通貨を1〜3倍で定期積み立てしておくのは、FXに比べて低リスクで運用できるので、貯蓄の選択肢に 組入れるべきだと思った。