僕らの財政出動!素人異聞証券奇譚

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007は2度死ぬ!!米ドル高騰でまたもや大惨事



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ヤバい、米ドルの上昇が止まらない。前回の南アフリカランドの二の舞になってしまった。8月前半にも一度米ドルの売りポジション購入タイミングで失敗し、

 ボロボロになりがらやっと相場が戻ってきてそれほど赤字にならずに決済が終わったばかりだった。しかし8/16にまた米ドルが上昇!!今だ!!なう!!と懲りずに一気に飛び付いたら、この半年の短い経験ではあり得ない為替損失になった。

 

これまでは、米ドルの場合は最大でも5000円くらいのマイナスで、放って置いてもいずれ相場が戻ってきて決済出来た。しかし今回はグラフのようにスゴい上昇率で、1建玉当たりの含み損が1万5千円を超えてしまった。複数の証券会社で複数建玉を購入しているので、為替損の総計は20万円に近い額になっている。実生活の経験からご存知の通り、円とドルの関係は中期〜長期間相場をキープし続ける傾向があるので、いつ下がってくるかはもうわからない。米ドルのスワップ金利は一日数円程度なのでそれほど心配する必要はないが、為替相場は大惨事だ。

 

前回の南アフリカランドの時も、中途半端な時に売りポジションで新規購入してしまい、さらに高騰を続けてマネックス証券分だけでも記憶だと一時的には20万円の含み損になっていた。南アフリカランドは通貨の価値が低いため、他の通貨の10倍の通貨単位で取引をしている。米ドルが1万通貨単位で取引している所を南アフリカランドは10万通貨単位で取引しているので、為替損益も10倍の振れ幅が出てしまうのだ。しかし「うわー、もうこれを買い支えているのは限界だ!!」と思っていたら、翌朝から「スーッ」っと相場が戻ってきて、結局前回のZAR騒動はそれほどの致命的な赤字にはならず、ぼちぼち生き延びることが出来た感じ。

 

今回の米ドル騒動の間に、実は南アフリカランドもまた上昇の動きを見せた。前回は一証券会社につき一気に5建玉づつ売りポジションでZARを購入して痛い目を見たので、今回はさすがに懲りて一証券会社につき1建玉購入に留めておいた。しかしまた前回同様さらに高騰して、1建玉ずつながらもまたもや二の鉄を踏んで痛い目を見た(笑)。

 

この間に、豪ドルの相場上下でわずかだが利益を上げたりもしてはいるが、米ドルはホント参ったねこりゃ。

デイトレードしなければ、10万の利益だった

8月22日現在、今月1日からのFX利益を集計すると41,444円になっている。しかし今月は南アフリカランドオレ的危機の損失と、今回の米ドルオレ的危機の損失でかなり目減りしている。この損失がなかったとして計算してみると、112,391円の利益となるはずだった。デイトレードとZARの売りポジション取引をしなければ、利益は10万円超えていたのだ!!

 

ちなみに、気になるその10万円の利益の内訳はというと、メインは中長期の金利目的で保有していた豪ドルとNZドルが、8月15日前後と8月20日前後に2度も相場が上がって1建玉5000円を超える為替利益が出たので、一旦手持ちを全部プラス決済して売り払って2回とも利益に出来た事が大きい。この日以外にも、こまごまと小さな利益で豪ドルとNZドルを売買したり、南アフリカランドも細々と為替差益売買していた。

 

米ドルのデイトレの方はというと、2万円利益が出たら3万円損したり、5000円利益が出たら1万円損したりと、ほとんどギャンブルのような状態で全く利益が出ず、オレには向いてないと痛感した。

 

まだまだ含み損があるが、コントロールは取り戻した

さらに、実はまだ決済していない米ドルと南アランドの含み損失が15万円強残っている。そもそも、決済しないで全部含み損のまま持っておいて、半年〜1年待って相場が戻った所で決済すれば損失が出ない。ではなぜ、今回一部を赤字決済してしまったのか。

 

想定外に米ドルの相場が急上昇した事により激しく余力を食い潰してしまい、「このままだと明日強制決済ロスカットします」いうアラートが出てしまったので、一部を自発的に赤字決済せざるを得なかったのだ。ぜったい利益が出ると思い込んであまりにも多く買い込み過ぎたせいで、余力をコントロールできなくなってしまったせいだ。

 

しかし一部を赤字決済した事で、現在は余力を回復出来た上に、米ドル以外の優良建玉の比率が上がった。なので黒字で他の通貨を売買運用しながら余力調整できる範囲を取り戻す事ができた。現状であれば、少しぐらい相場の変動があっても強制決済されずにコントロール出来るだろう。

 株が塩漬け

現在、株取引の方も2週間以上塩漬けになっていて、まったく売買できていない。資本家生活への道は長く険しいわ。

新ルール策定

この夏の大惨事を踏まえて、

  1. 今後米ドルのデイトレード予算は、4建玉限定のルールとする。現在は複数の証券会社に渡って米ドル11建玉を売りポジで持っているので、全部赤字。
  2. スワップ金利運用だけに特化した証券会社を設定して、デイトレード用と金利運用の証券会社をきっちり分ける。金利運用口座は絶対デイトレードに使用しない。売りポジションも購入しない。
  3. 中長期運用の、南アフリカランド、豪ドル、NZドルは金利目的だが、為替差益が3000〜5000円に達したら一旦決済して利益を確定する。金利だけで5000円得るには1ヶ月以上掛かるので、臨機応変で効率よく運用する。
  4. 金利通貨では、もう絶対に売りポジション取引はしない事。為替損赤字と高金利支払のダブルパンチには救いがない。

中長期運用なら絶対利益が出ると確信

といった感じで、今回の一件を経験した事により、トレードの比率はデイトレードは避けて中長期運用した方が、絶対利益が上がると確信できた。