FXの最近のSW金利を調べる(1)楽天グループ系列、SBIグループ系列
FX口座はいくつか持っているのですが、最近よく使っている楽天系列とSBI系列のSW金利を調べてみました。これまでは、よくSW金利を調べようとして検索しても見つからず、慌てることが毎回あったので、自分用のメモとして記事にしました。
さて、今回調べてみて驚きました。最近は銀行のFXと本家証券会社提供のFXは、どちらも金利が同じなんですね。昔は証券会社の方が有利なSW金利だったので「しゃあない、証券口座も開いておくかぁ」というモチベーションにもなったのですが。金利は同じですが、どうやら一部通貨のスプレッドで差別化を図っているようですね。
楽天銀行の「新楽天銀行FX」と楽天証券の「楽天FX」のスワップ金利
最初に書いたように、どちらもSW金利は同じです。取扱通貨数は充実していますが、楽天グループは競合他社よりもスワップ金利はちょっとお安いようです。
以下のキャプチャしたスクリーンショットの一覧表をご覧ください。金利は全く同じで、スプレッドが一部違っています。
新楽天銀行FX(24ペア)
楽天証券の楽天FX(24ペア)
住信SBIネット銀行の「oh! FX」とSBI証券の「SBI FXα」のスワップ金利
oh! FX(12ペア)
SBI FXα(17ペア)
SBI FXトレード(26ペア)
SBI系列のFX専用の会社です。SW金利が日々こまめに変動するようなので、2日分をピックアップしてみました。FX専門の会社だけあって、今回比較した中では一番スワップ金利の設定が高いですね。取引単位も1通貨から可能なので、初心者でも非常に安価に楽しめます。
私は現在は5万円くらいの預入金を入れて、全通貨ペアをそれぞれ100通貨ずつデイトレードで少額運用しています。1売買の利益は10〜50円レベルですが、世界経済を実感できるので、まずはここから始めて面白さを実感してみてください。
一覧でまとめると、以下のようになります(南アフリカランドは通貨価値が1/10なので、他通貨の10倍での計算)。
米ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 | 豪ドル円 | NZドル円 | 南 ランド/円 |
|
楽天銀行 | 21円 | -16円 | 4円 | 30円 | 33円 | 70円 |
楽天証券 | 21円 | -16円 | 4円 | 30円 | 33円 | 70円 |
住信SBIネット銀行 | 37円 | -12円 | 10円 | 40円 | 40円 | 130円 |
SBI証券 | 37円 | -12円 | 10円 | 40円 | 40円 | 130円 |
SBI FXトレード | 34円 | -14円 | 8円 | 45円 | 43円 | 140円 |
SBIFXトレードは、豪ドル、NZドル、南アフリカランドなどの高金利通貨のスワップ金利は他のFXより有利な金額です。先進国通貨のスワップがSBIグループの中で低いのが意外でしたが、きっとSBIFXトレードを選ぶ人はデイトレード目的だと思われるので、先進国のスワップは気にしないのかもしれません。その代わりスプレッドが有利なのでしょう。