僕らの財政出動!素人異聞証券奇譚

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確定申告の書類提出までの作業メモ



去年は、国税局のWEBで作成できる書類と別途用意する書類の一覧をビジュアルでわかりやすく紹介しましたが、今年は書類作成までの作業メモをアップしておきます。人それぞれ環境は違うと思うので、参考までに。まず、昨年の提出書類一覧記事は以下です。

finan.hateblo.jp

 

私は確定申告の集計作業には、Excel弥生会計を使っています。当初は弥生会計に領収書の入力から始めて、データを一括管理していたのですが、あまりにも使い勝手が悪い。びっくりです。結局、考えた挙句に領収書の入力は手馴れたエクセルで全部済ませておいて、そこから毎月の集計値だけ弥生会計に転記するようにしました。弥生会計はあくまで申告書類の作成のためだけのツールと割り切りました。

 

弥生会計って、一回買えば済むかと思ったのに、毎年セールスの電話が来て「去年のバージョンは新しい消費税に対応していない」だの、「ニューバージョンは新しい法令に対応しただの」、申告モジュールも毎年新しくしないといけないので、結局バージョンアップで毎回3万円前後払っています。何か別のソフトに置き換えたいですよね。いい商売してますわ。

 

(1)Excelに領収書など経費入力。

ひとつひとつ「日付」「金額」「品名」「勘定科目」とていねいに打っていくよりは、まずは全領収書の日付だけ上から下にダダーッと打って、次に金額だけダダーッと打った方が効率がいいです。縦の動作はリターンキーだけで移動できるので、非常に早いんですよ。

それから勘定科目や購入店名を入力するときは「アスクル」など決まった店が多い時はExcelのオートコンプリート機能をうまく利用すると効率的。昨年購入した店の一覧を作っておいて、一時的に入力を開始する列の上に挿入配置しておくと、過去の全店名をオートコンプリート機能で頭文字だけ打てば入力できるようになります。

 

(2)Excel上で勘定科目毎に月集計

フィルター機能をオンにするだけで「12月」の「消耗品費」で「アスクル」で購入したもの、など複数の条件で集計できるので、超お手軽。 

 

(3) (2)の勘定科目別・月別の集計値を弥生会計に転記

(4)銀行の通帳は弥生会計に直接入力

(5)銀行通帳の入力が完了したら、その中の売り上げを振替伝票で「売り上げ」「源泉所得税」「支払手数料(振込手数料)」などに仕訳る。

売り上げは、アドセンスYoutubeも忘れずに計上する事

(6)光熱費、家賃の按分

(7)減価償却費の計上(面倒なので10万以上の備品は買わない事にしている)

(8)セルフチェック用に、弥生会計から(A)残高試算表(年間推移)(B)補助残高試算表(年間推移)(C)総勘定元帳(D)補助元帳 を印刷又はPDF出力しておきます。今回のチェックにも使えるし、PDFを保存しておけば翌年以降もすぐに過去の全容がわかるので超べんり。この4つの書類だけあればだいたい事足ります。

(9)チェックがOKであれば、弥生会計から「確定申告書B」や「所得税青色申告決算書」を印刷しておきます。「確定申告書B」はこの後の国税局WEBからも提出版の印刷が可能です。「所得税青色申告決算書」はそのまま提出用に使います。

 

(9)国税局WEBの確定申告コーナーで税務署フォームに入力していく。

終了後はデータを保存しておくと、翌年のデータ入力がかなり楽になります。自分の住所氏名や源泉徴収票の会社名住所の入力が省けます。FXの損益書類も昨年の引き継ぎが可能です。

 

(10)FXは最終的には証券会社の年間損益報告書を添付するので、国税局WEBでは全証券会社をまとめた集計数値を入力するだけでOK。簡単です。

 

以上、自分が来年迷わないように、メモでした。

 

〈追記〉

・「寄付金」勘定は高額を想定しているので、小額では使わなくてもOK。例えば神社の祈祷などで1万円払ったのであれば「消耗品費」処理して構わない。(税務署より回答あり)

・毎月一定額の継続的支払いなら、翌々月の後払いだとしても、当月処理の現金主義に簡略化してしまっても問題ない(後払いの光熱費や、前払いの家賃など)。

・カード会費は「諸会費」ではなく、延滞手数料などと同じく「支払い手数料」処理してOK

・個人も法人もカードでの買い物は「未払金」

・交通費は毎月2万円レベルなら、明細がなくても「交通費 Suica代」で処理してOK。(青色申告会より回答あり)

・個人事業スタート時点は、事業資金繰入れ調整として、月末がゼロになるように月初に「事業主借」を「借方」に繰入れて毎月の収支をシンプルにゼロにする方法もある。(青色申告会の情報)