スワップ金利で生活する試算(2)
前回SW金利で毎月30万円の金利を貰うには、元本323万円でFXを運用すればいいとわかった。しっかしリスク高過ぎだろってことで「せめて毎月の家賃を金利から捻出出来れば」という控えめな日本人気質が出る。
単純に3で割れば、約108万円あれば毎月10万円の金利になり、家賃に充当できる。
「いやいや俺はせめて、通信光熱費だけ払えればいいから、月3万円の金利があれば十分助かるよ」と言うのであれば、さらに3で割れば、36万円の元本でオッケ。これなら新卒で貯金の少ない若者でも出来ない事はないんでは。
しかし実際は建玉を売らないと、金利は現金として実現化出来ない。持ってるだけで毎月勝手に銀行口座に入って来るわけではないので、安い時に買って為替損が出ないように気を付けながら運用する必要がある。どう買ってどう売るか。
売ってしまうともう金利が入って来なくなるので、常にFX口座には毎日金利をもらうための建玉を持ちながらも並行して「買って売って売って買って」という中古車CMの売り文句みたいな状況が必要になる。しかも元本で損を出したら本末転倒なので、常に安く買って高く売らなくてはならない。
売らない限り損も得もしないが、高レバレッジで運用すると、為替損で補償金が不足になった時に強制解約されて一気に借金を被るリスクが高い。いつでも売ったり買ったり出来るには、結構な資金力が必要だなぁ。
〈後日談〉2017年5月18日
最近は大体のFX口座が、ポジションを維持したままスワップ金利がちゃんと計上されるので、普通に出金するだけでスワップ金利を受け取る事が可能となっている。